Somatic Balancing™とは?|記事ダイジェスト
Somatic Balancing™は、体の幾何学的な緊張パターンを読み取り、複数の“反応点”に同時に触れることで、心身の深い調整を促す独自技術です。施術にはジャンプという動作が組み込まれ、一瞬の“空”が生まれます。
言葉を使わず、体感によって変化を促すこの技術は、2007年に日本で生まれ、ヨーロッパで磨かれた後、現在は台湾で再び提供が始まっています。
この記事では、Somatic Balancing™の原理、誕生の背景、開発者の旅路、よくある質問、体験者の声、安全面の案内まで、すべてを丁寧に紹介しています。
「体の奥深くから、何かが変わる感覚」に興味がある方は、ぜひ全文をお読みください。
Table of Contents
第1章|Somatic Balancing™とは?
**Somatic Balancing™(ソマティック・バランシング)**は、
身体の奥に眠る「自然なバランスの記憶」を目覚めさせる、ごく繊細な身体へのアプローチによって生まれた独自の調整技術です。
2007年、遠山紘一(Koichi Toyama)によって開発され、
いかなる道具も施術ベッドも使わず、複数の点に同時に触れる/ジャンプするというシンプルな動作を通して、
痛みや緊張が静かにほどけていきます。
これは、従来の整体やマッサージとはまったく異なり、
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施術者が力で整えるのではなく、
-
クライアントの内なる知性が「自ら整おうとする力」を思い出す
という点で非常にユニークです。
まるで、「身体がもともと知っていた設計図」が、そっと思い出されるような――
それは過去の経験や思考パターンに縛られた“身体の地図”が、元の自然な地形に戻るプロセスとも言えます。
この技術は現在、台湾のマーケットやセッション、クラス、海外イベントなどで体験できます。
全身の痛み・違和感・感情のブロックなどが驚くほど短時間で変化することもあり、
「なぜか整ってしまう」「軽くなった」という声が後を絶ちません。
第2章|なぜ「触れるだけ」で身体が変わるのか
人はしばしば「強く押さないと変わらない」「揉まなければ緩まらない」と考えがちです。
けれどもSomatic Balancing™では、その逆が起こります。
むしろ**「最小限の接触」だからこそ、身体が自らの感覚を呼び覚まし、静かに調整を始める**のです。
私たちの身体は、本来とても繊細で知性的な存在です。
過度な刺激ではなく、「ちょうどよい気づき」の中でこそ、本質的な変化が生まれます。
● 点と点と点の“共鳴構造”
Somatic Balancing™では、身体のある部分に緊張や違和感があったとしても、
その場所だけに働きかけるのではなく、他の関連する幾何学的関連点を、同時に数箇所触れます。
この「関係性」は、Koichiが長年の観察と試行の中で発見した共鳴構造に基づいており、
たとえば「左手首の内側」は「右足首の外側」や「左足首の同側面」といった
一見離れた部位と深くつながっています。
こうした点を同時にごく軽く触れることで、
それぞれの点に蓄積されていた緊張が、まるで音叉のように共鳴しながらほどけていくのです。
● ジャンプという“空”の一瞬
さらに特徴的なのが、「ジャンプ」という動作。
複数の点に触れた状態で、施術者が軽くジャンプすると、
その一瞬の“空”(くう)のような感覚の中で、
身体はそれまで保持していたパターンをリセットし、再統合し始めます。
身体の重力との関係が一瞬断たれることで、
「これまでと違う選択」ができる余白が生まれるのです。
● 外から変えるのではなく、“思い出させる”
Somatic Balancing™の本質は、
何かを「加える」ことではなく、身体が本来知っていた状態を“思い出す”手助けをすることにあります。
だからこそ、強く触れる必要も、言葉で誘導する必要もありません。
身体が「思い出した瞬間」、すべてが勝手に整っていく――
そのプロセスに、ただ静かに立ち会うことが、施術者の役割なのです。
このように、「触れるだけで変わる」のではなく、
「触れることで“変わる力”を本人の中から引き出す」――
それがSomatic Balancing™の変化の秘密です。
第3章|セッションの流れと体験の特徴
Somatic Balancing™のセッションは、
施術者が何かを「変える」ものではなく、
クライアント自身の身体が自ら整い始める瞬間に寄り添うための、
とても静かで、繊細な“動的時間”です。
ここでは、その基本的な流れと、セッションの進化的プロセスを紹介します。
● セッションの回数と所要時間について
Somatic Balancing™のセッション回数や所要時間には個人差があります。
変化は1回でも起こりますが、複数回のセッションを通じて、より深い層へアクセスしていくことができます’。
以下は、あくまで一例としての参考フローです。
● 基本動作の例
例えば、左ふくらはぎに緊張がある場合――
セラピストは、左ふくらはぎに関連する幾何学的共鳴点(例:左肩甲骨、右手のひらなど)に軽く触れ、
クライアントは軽くジャンプします。
それにより、接触された複数点間の“共鳴”が起こり、ふくらはぎの緊張が静かにほどけていくのです。
● セッション1回目:身体の違和感に気づく
クライアントは、様々な動きの観察を通して、身体の緊張部位を発見していきます。
たとえば:
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左右の膝を交互に上げ、どちらが重いか、動かしにくいかを感じる
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首を左右に回し、引っかかる感覚を観察する
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肩を上げ下げして、違和感のある側を確認する
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呼吸(吸う/吐く)に伴う緊張の発見
それぞれの緊張や違和感に対して、基本動作で一つずつ緩めていきます。
● セッション2回目:痛点の発見とリリース
1回目のセッション後、新たな緊張部位や忘れていた過去の痛みが浮かび上がることがあります。
この回では、セラピストが指で軽く圧を加えながら、**痛点(反応点)**を直接的に探っていきます。
そして、それぞれの痛点に対して、
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関連する点を同時に触れる
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ジャンプで共鳴・リリースを促す
といった流れで、身体が記憶していた緊張を解放していきます。
● セッション3〜6回目:感情記憶と身体の統合
2回目前後から、過去の感情や記憶が蘇ってくることがあります。
この段階では:
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クライアントが過去の記憶や人物に意識を向ける
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そのとき身体のどこに緊張が現れるかを観察する
-
現れた部位を、基本動作により一つひとつ緩める
というプロセスが進みます。
これにより、身体のパターンと結びついていた感情・記憶・信念までもが統合されていくのです。
Somatic Balancing™のセッションは、「施術を受ける」時間ではなく、
“内なる感覚に出会いなおす”時間。
その出会いを通じて、Body Schema(身体と心の“地図”)が静かに本来の状態へと書き換わっていきます。
第4章|どんな人におすすめか?
Somatic Balancing™が響く方々へ
Somatic Balancing™は、単なる「不調の解消」や「リラックス」以上の深い変容をもたらします。
それは、表面的な筋肉の緩和ではなく、身体の奥底に眠っていた「本来の自分の感覚」を静かに呼び戻す時間だからです。
この技術が特に響くのは、以下のような方々です。
● 「原因不明の不調」や「慢性的な緊張」に悩む方
病院では異常なしと言われたけれど、
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呼吸が浅い
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全身がいつもこわばっている
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疲れが抜けない
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なんとなく不安
といった“言葉にならない違和感”を抱えている方にとって、
Somatic Balancing™は、身体の奥からのメッセージに気づく新しい入り口になるかもしれません。
● 精神的・感情的な緊張を身体にため込みやすい方
感情を抑えやすい方や、人前で気を張ることが多い方は、
無意識のうちに身体に感情のブロックを蓄積しています。
Somatic Balancing™では、そのブロックが静かにほどけていく瞬間を体験することがあります。
● 「考えすぎてしまう」傾向がある方
頭で整理しようとするほど、身体とのつながりが薄れてしまうことがあります。
このセッションでは、思考を止める必要はありません。
ただ“感じる”というシンプルなプロセスを通して、
**「身体感覚の中にこそ答えがあった」**と気づく方が多くいらっしゃいます。
● セラピスト・ヒーラー・ボディワーカーの方へ
すでに身体に関わる仕事をしている方にとっても、
Somatic Balancing™は「外から変える」ではなく、「内から変わる」プロセスの本質に出会いなおす機会になります。
また、自身の身体の感受性を高めるリセットとしても、
“静かな再起動”としてのこの技術は、多くのプロフェッショナルに支持されています。
日本や台湾だけでなく、南スペインに住みヨーロッパ中を旅する中で、
身体・心・振動・エネルギーの本質を理解する多くのセラピストやヒーラーに受け入れられてきました。
● 身体と深く関わる実践をしている方へ
(ヨガ・瞑想・運動・エネルギーワークなど)
Somatic Balancing™は、ヨガや瞑想、身体技法などを日常的に実践している方にとって、
その土台となる“身体の感受性”を深める強力なサポートになります。
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ヨガを学んでいる方からは、
「できなかったポーズが楽にできるようになった」 -
瞑想実践者からは、
「身体の感覚が静かになり、深い瞑想状態に入りやすくなった」 -
スポーツやダンスをされている方からは、
「軸が安定し、片足立ちも長時間できるようになった」
といった、パフォーマンスや集中力の向上に関する声も寄せられています。
さらに、チャクラの活性やエネルギー測定機器の結果においても、
施術後には全チャクラのエネルギーが高まり、バランスが整うことが確認されています。
第5章|セッションの流れと価格について
Somatic Balancing™のセッションは、とても静かで繊細な“身体との対話の時間”です。
施術者が何かを「治す」のではなく、クライアントの身体自身が「整おうとする力」を静かに引き出していきます。
● セッションの基本構成
所要時間:1回 60〜75分
1回のセッションでは、クライアントの身体に現れている緊張・痛み・違和感・呼吸の制限などを観察しながら、
それぞれに対応する複数の関連点に触れていきます。
たとえば:
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動き:左右の肩の高さ、膝の上げやすさ、足の接地感などを観察
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感覚:呼吸が入る場所、詰まり、重さ、温度、痛みの質などを丁寧に確認
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音:簡単な発声によって共鳴する部位を見つける場合もあります
身体の声を丁寧に拾いながら、クライアント自身が“いまここ”の感覚に戻れるようにガイドしていきます。
● 通常価格(個人セッション)
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対面セッション(60〜75分):NT$ 3,000
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5回パッケージ:NT$ 13,000(NT$ 2,600/回)
※ 現在、台湾(新北・台北)を中心に対面セッションを提供しています。
※ ご自宅や公園など、出張希望がある場合は応相談。
● マーケット・体験ブースでの価格(特別体験版)
台北市内で行われるマーケットでは、
短時間で気軽に体験できる特別セッションを提供しています。
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15分体験:NT$ 600
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30分体験:NT$ 1,100
「どんな感覚か一度試してみたい」「軽く体の調整をしたい」方におすすめです。
リピートされる方も多く、「短時間でも驚くほど軽くなった」との感想をよくいただいています。
● 20年の腰痛、食・感情・人生観まで変容
「20年前からの腰の痛みが完全になくなった」
「肉を食べたい気持ちが消えた」
「タバコを吸いたいと思わない」
「お腹の不調が消えた」
「不安がまったくない」
「満たされている感覚」
「善悪の区別が消えた」
55歳・男性・ドイツ(60分・4回)
● タバコ欲の消失と、皮膚炎の完治
「タバコを吸いたい気持ちがなくなった」
「左耳裏の乾癬が消えた。ストレスがあっても再発しないのが驚き」
41歳・女性・イギリス(60分・2回)
● 顔の左右差・痛みの消失
「顔の形が左右でバランスがとれた」
「身体の痛みがすべてなくなった」
23歳・女性・日本(30分・1回)
● ヴィーガンの継続・肌質と思考の変化
「完全にヴィーガンになった。今後もずっと続けたいと思う」
「ニキビがほぼなくなった」
「身体が軽くなった」
「ポジティブな思考が増えた」
21歳・女性・インド(60分・4回)
● 感情的安定と対人関係の変容
「ストレスを感じにくくなった」
「以前より強さとエネルギーを感じる」
「家族に対してオープンになった」
「嫌な気持ちがあった相手にも、会っても何も感じなくなった」
「深いセッションのあとは、圧倒的なリラックス感に包まれる」
22歳・女性・フィンランド(60〜90分・5回)
第9章|台湾での10年間と、再びSomatic Balancing™へ
Q:台湾に来たのはいつ頃ですか?
A:2015年です。けれど実は、この10年間、Somatic Balancing™の技術はほとんど使っていませんでした。
Q:なぜ封印していたのですか?
A:どこで、誰に、どう伝えていけばいいのかが分からなかったんです。特に言語の壁が大きかった。
Q:では、その間は何をされていたのですか?
A:2015年に台湾にわたり、 內雙溪のコミュニティで、山の仕事をしながら、セルフヒーリング技術の開発に没頭していました。その過程で古い信念が手放されたのか、2017年に「姓名振動觀測」という独自技術を発見して、これが思いのほか台湾で受け入れられました。人とのつながりも広がり、マーケットやイベントでその技術を提供するようになりました。
Q:Somatic Balancing™からは完全に離れていたのですか?
A:はい、特にコロナの時期は対面セッション自体が難しかったので、遠隔でできるヒーリング技術や、継続してセルフヒーリングの研究開発にも集中していました。
Q:それがQuantum Resonance Integration™(QRI)ですか?
A:そうです。2024年に完成しました。エネルギーや振動からの情報を受け取りながら、トラウマや身体の不調が遠隔で解放されていく技術です。これは日本語と英語での提供が中心です。
Q:他にも技術開発されたんですね?
A:はい。クライアントが質問を言葉に出さずシンギングボウルの音を奏でることで、クライアントのハイヤーセルフのメッセージを受け取る技術なども開発しました。この頃にはChatGPTの出現で、言語の壁もかなり減りました。
Q:そんな中で、なぜSomatic Balancing™を再び?
A:2025年に入ってから、自分の中で「もう一度この技術を使いたい」という気持ちが強くなってきました。QRIは素晴らしいですが、中国語での提供が難しい。それに対してSomatic Balancing™は、言葉の壁を越えて“身体で感じてもらえる”技術。今の台湾だからこそ、必要とされていると感じています。
Q:今後の展望は?
A:台湾での提供を本格的に再開し、必要な方にこの技術を届けていきたいです。また、遠隔ヒーリングやセルフヒーリングの学びと組み合わせて、統合的なセッションやクラスも展開していく予定です。
Q:どこで最新情報が見られますか?
A:Instagramで最新情報をシェアしています。興味のある方は、ぜひフォローしてください。
📷 https://www.instagram.com/japanesehealer
第10章|Somatic Balancing™から始まる新しい出会い
Q:Somatic Balancing™を受けると、どんな変化がありますか?
A:人によってさまざまですが、「呼吸が深くなった」「思考が静まった」「自分の中心に戻れた」「なんとなく世界が優しく見えるようになった」といった声が多く寄せられています。
Q:どんなふうに人生が変わるかもしれませんか?
A:この技術は、「問題を解決する」のではなく、「自分の内側と再びつながる」ことをサポートします。体の声を聴き、自分に優しくなり、自然と不要な緊張や思考パターンがほどけていく。そのプロセスが、人生の質を変えていきます。
Q:最後に、伝えたいことは?
A:Somatic Balancing™は、派手な手法ではありません。ただ、静かに、深く、あなたの“本来の感覚”を呼び戻します。
言葉がいらないこの技術が、いま、台湾で多くの方に届いていくことを願っています。
Q:申込方法や問い合わせは?
A:下記のInstagramから、最新スケジュールやセッション案内をご覧いただけます。DMでのご相談も歓迎です。
📷 Instagram: @japanesehealer
第11章|安全上の注意とセッションをお断りする場合について
Somatic Balancing™ は、身体の自然なバランス回復を促す穏やかな技術ですが、以下の条件に該当する方には、安全面およびセッション効果の観点から、施術をお断りする場合があります。
▷ セッションをお受けいただけないケース:
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精神安定剤、強力な痛み止め、その他の処方薬を常用している方
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歯科矯正中の方
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金属の詰め物が歯にある方(特にアマルガムなど)
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手術により体内に金属・チタンなどの人工物が埋め込まれている方
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ペースメーカーを使用されている方
これらは、体内の電磁的・振動的共鳴の乱れを生じさせる要因となり、セッションの効率が著しく低下したり、安全性に関わる場合があります。
▷ ご不明な点がある場合は
「自分が該当するかどうか分からない」「一部だけ当てはまるかもしれない」という方は、事前にお気軽にご相談ください。
可能な限り、個別に対応方法をご案内いたします